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改めて3冷主義

ホッピーを本当に美味しく飲むために、定説化しているのが、いわゆる“3冷主義”です。

この場合の3とは、ジョッキ、ホッピー、焼酎の3つを指します。これらを、いずれも冷蔵庫でキンキンに冷やしておき、氷を入れずに飲むのが、ホッピー本来の味わいを楽しめる方法だとされています。(下記動画ご参照ください。それにしても美味そうですねえ…)

実際、小生もこの飲み方を自宅では実践しています。氷を入れる場合に比べ、ホッピー自体が薄まらず、ホッピーの風味は損なわれないので、やはりこの飲み方が自分は好きですね。

しかし!!いかんせん、居酒屋という“現場”で、この飲み方を楽しめる所は少ないのが残念。大抵、居酒屋では、ホッピーを注文すると、あらかじめ、氷と甲類焼酎の入ったジョッキと、ホッピーの瓶が、セットで出されてきます。自分でジョッキにホッピーを注いで、いよいよ飲むわけですが、このとき、一本のホッピー全部(360CC)がジョッキには入りません。

したがって、一杯目のホッピーを飲み干したあと、甲類焼酎のお替りを、「“中身”ください!!」と言って注文。このお替りに、残ったホッピーを注いで、2杯目を飲むのが、大概のホッピー呑兵衛たちの儀式です。

さて、以前は、3冷原理主義!をとっていた小生ですが、ホッピーとの付き合いが長くなるにつれて、最近、この居酒屋での飲み方も、これはこれでいいかなぁと思うようになりました。

なぜかというと、そもそも、ホッピーは、飲む際に、居酒屋では唯一、自分でアルコール濃度を調整できるドリンクメニューです。
薄くしたければ、目一杯ジョッキにホッピーを注げばいいし、濃いのがお好みなら、ホッピーを少なめに入れればいい。

居酒屋でのビールやサワー類にない、このような“自由”が、ホッピー呑兵衛たちの心をくすぐっているではないでしょうか。飲む前に完成品でないのが、ホッピーの魅力なのです。